大根の「おいしい昔話」~大根は主役か?脇役か?~
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カテゴリ:コラム
フランス料理の巨匠のひとりに、石鍋裕さんという人がいます。
石鍋さんの料理には、フォアグラと大根という組み合わせがあるのだそうです。
フォアグラのソテーの濃厚な味。そして、それの箸休め的な大根でしょうか。
そうした「脇役」的な大根の存在をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
それがどうして、大根も負けていません。
ブイヨンで瑞々しく炊かれた大根は、フォアグラの焼き汁を吸って
堂々とフランス料理に変身しているわけです。
これは、フランス料理の巨匠が作る料理に限ったことではないと思います。
華麗なフランス料理の食卓でも、私たちがいただく毎日の「我が家のメニュー」でも
大根というのは、いつも作る側、そして食べる側の期待に応えてくれます。
「大根役者」という言葉のそもそもの意味は
どんな役でもこなす、役者の幅広い柔軟性を絶賛する意味なのだそうです。
大根の相手役は、全国各地でさまざまです。
珍しい組み合わせを3つほど挙げてみます。
【北海道】三平汁(塩鮭のアラを使った潮汁。郷土料理)
【福井】塩辛と大根の煮物
【宮城】凍み大根とささげ豆の煮つけ
静岡の大根にまつわる郷土料理もありました。
「ボラと大根の煮つけ」これも珍しい組み合わせですね。
さて、静岡名物を味わうなら「笑みや」です!
出汁の旨味がたっぷりとしみた「静岡おでん」の大根もご賞味ください!
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